ソーイング用語集

読み方から探す:
        

あ行 -------------------------

合い印(あいじるし)
2枚以上の布を縫い合わせる時、ずれないようにつけておく印のこと。 縫う時には、合い印同士をぴったりと合わせます。袖付けの前後の印になったり、ポケット位置の印などにも使われます。

当て布(あてぬの)
アイロンを直接布にあてると、テカりが出たり、生地が傷んだりするため、それを防ぐための布。アイロン台→布→当て布→アイロンの順に置きます。

粗断ち(あらだち)
型紙よりも周りに余分な縫い代を付けて、ざっくりと裁断すること。

粗ミシン(あらみしん)
ミシン縫いの縫い目の長さを大きくして縫うこと。普通は約2.5mm幅でミシン縫いをしますが、粗ミシンは4~5mmで縫います。ギャザーを寄せる時や、海外では伸びどめとして行います。

いせる、いせ込み(いせこみ) 
平面な布に丸みをつけて立体的にするための手法。 縫い代に細かくぐし縫い、または粗目にミシン縫いをして糸を引き、スチームアイロンで立体的に形をつくります。

糸調子 (いとちょうし)
ミシンの上糸と下糸の引き合う力のバランスのこと。上糸が強いと表に下糸が見え、上糸が弱いと逆になり、美しくありません。表からは上糸だけ、裏からは下糸だけが見える状態が正しい糸調子です。

落としミシン(おとしみしん)
縫い代の割れ目に、表からかけるミシンステッチのこと。 しっかり縫い合わせて強度は出したいけれど、縫い目はあまり目立たせたくない場合に用いる縫い方です。


か行 -------------------------

返し口(かえしぐち)
2枚の生地を中表に重ねて縫った際、生地を裏から表にひっくり返すために、空けておいた部分のこと。

返し縫い(かえしぬい)
縫いはじめと縫い終わりに、縫い目の上を引き返して重ね縫うこと。これをしないで服を作ると、洗濯のたびに縫い目がほつれてきます。(スタッフ初心者の頃の経験談)

かがる
布端や裁ち目がほつれないように、縫い糸やしつけ糸を巻きつけて始末すること。 ぐし縫い  針先だけを動かしながら、ごく細かい針目(0.1~0.2cm)で縫う方法のこと。 細かいなみ縫いのことでもあり、ギャザーを寄せる時などにも用います。

コバステッチ
端から2㎜程度の位置にかけるステッチのこと。端ミシンとも言う。


さ行 -------------------------

直裁ち(じかだち)
型紙を使わず、生地に直接印をつけて裁断すること。 石徹白洋品店やZero Waistパターンなどはこの方法で作ります。  

地の目(じのめ)・布目(ぬのめ)
織生地は縦糸と横糸で織られて形成されています。 縦糸(生地端と並行)の方向を「縦地」 横糸の方向を「横地」 斜め方向を「バイヤス地」と言い、  一般的に「地の目」とは「縦地」 のことです。型紙には地の目線が書いてあるので、それを生地の縦地に合わせましょう。 

地直し(じなおし)
作品を作る前に、生地のたるみや目の歪みを綺麗に整えること。 地直しせずに制作をすると、洗濯した際に形が歪んでしまうことがあります。 水通しやスチームアイロンで直します。  

接着芯(せっちゃくしん)
基布の片面や両面に接着剤が付いた芯地のこと。 アイロンで表地に接着させることで、表地を補強したり、型崩れを防いだりすることができる。 不織布タイプや織布タイプがあり、厚さや硬さも各種あります。用途によって使い分けましょう。

接着キルト綿(せっちゃくきるとわた)
接着樹脂付きのキルト芯、アイロンで直接布に貼ることのできるキルト綿のこと。 片面接着タイプ、両面接着タイプ、ハードタイプ、ソフトタイプ、ミシンキルトに適した芯など用途によって厚さも各種あります。

 外表(そとおもて)
布の裏面同士を合わせること。 


た行 -------------------------  

倒す(たおす)
縫い合わせた縫い代をどちらか一方に倒すこと。

裁ち合わせ(たちあわせ)
生地を無駄なく裁断するため、事前に布を広げ全ての型紙を配置すること。

断ち切り(たちきり)
縫い代をつけずに、表示された寸法・型紙通りに布を裁断すること。 バイアス布を作る場合なども、この手法を用います。  

タック
布の端をしまい込む、はさみ込むという意味で、機能的デザインや装飾として布をつまんだりたたんだりして縫ってできたひだのこと。立体的なシルエットを作る技法のひとつ。

共布(ともぬの)
「同じ生地」という意味。共布を使う、と指示がある場合は、同一の生地を使うということです。

空アイロン(からあいろん)
スチームを出さずにアイロンをかけること。ドライアイロンとも言います。 


な行 -------------------------

中表(なかおもて)
布のおもて面同士を合わせること。

並縫い(なみぬい)
表裏3~4mmの針目で均等に縫うこと。 手縫いの中で最も一般的な縫い方。 

縫い代(ぬいしろ)
布を縫い合わせる際にあらかじめ残しておく余白部分のこと。縫い代が少ないと縫い目がほつれたり、 逆に多すぎると着た際に違和感を感じたりします。


は行 -------------------------

バイアス
生地を地の目に対してを斜めに裁断すること。 一番布が伸びる切り方なので、カーブの部分の縫い代の始末やバイピングをする時などに使うテープとしても使われます。

袋縫い(ふくろぬい)
2枚の布を外表に合わせて縫ったあと、中表に合わせ、裁ち目を中に包むようにして縫い合わせること。 薄手で透ける布、ほつれやすい布を丈夫に始末したい場合にオススメです。

ま行 -------------------------

まつり縫い(まつりぬい)
表に縫い目が目立たないように縫い留める方法。

水通し(みずとおし)
地直しの一つの手法で、生地の状態を整える役割があります。 生地のゆがみを整えたり、後から縮んでしまうことを防ぎます。  

見返し(みかえし)
洋服の襟ぐりや袖口など、縫い返して裏面になる部分に使われる生地のこと。  

身頃(みごろ)
衣服の、そで・えりなどを除いた、体の前面・背面を覆う部分。

三つ折り(みつおり)
布端を2回折り込んで生地端を始末をすること。 


や行 -------------------------

用尺(ようじゃく)
作品をつくるために、必要となる生地の幅と長さのこと。 


わ行 -------------------------


生地を二つに折った時の折り目のこと。 型紙に「わ」(◎印の半分で表現されることも)とある場合は、この折り目と型紙の「わ」の線を合わせて裁断します。

割る(わる)
縫い代をアイロンで左右に開くこと。